「美しいキモノ 2015年冬号 掲載作品 ご紹介」の巻
みなさま、こんにちは。
2015年は秋号に引き続き、冬号まで有難いことにご縁を頂きまして掲載という運びとなりました。
表紙のお着物は、今回が初表紙・デビューとおっしゃってました「藤井絞」さん謹製の訪問着。
最近はなんだか黄色とか水色とか綺麗な色に目がいきます若旦那です。
そして弊店は今回2点の掲載となりまして、共に真綿紬系の全くタイプが違うイメージです。
こちらは、木村 孝さんコーナーのP78に掲載です。
私が大好きな伊那紬なんですが、信州の紬といえば縦横の絣、格子模様がほとんどですが、
こちらは流水のようなよろけを見事に表現した逸品です。
全体の焦茶地も単一ではない色の濃淡が何ともいい風合いを醸し出しています。
こちらは「冬のほっこり真綿紬」コーナーでP90・P91・P92と3ページに渡り特集されました。
弊店の作品は水色の塩沢紬。
みなさん、塩沢と聞きますと「あぁ~知ってる」という反応が返ってくるんですが、みなさんがご存知なのは、
本塩沢と呼ばれるもので「御召」に似た様なもっちりした風合いのものですよね。
それとは全く違う塩沢紬は、産地の方でも生産は1割ほどでしょうか・・・縦糸につや感の出る生糸。横糸に真綿糸。
ですから軽くて、しなやかで光沢もある、でも温かい。
こちらの作品も非常に珍しい逸品となります。
お着物好きなお客様の元へお嫁にいってもらえば幸いでございます。
お問い合わせ等ございましたら、お気軽に。