「夏のフォーマル着物」の巻
みなさま、こんにちは。
まだ5月というのに暑い日が続きもう夏のような。。。
「夏のきもの」と言えば浴衣などのお洒落ものを想像されるかと思いますが、
ちゃんとした礼服が存在します。
そんな中、4月には早くも「夏のきもの」のご注文を頂きました。
お聞きすれば大阪体育大学開学50周年の記念パーティにご出席されるそうな。
7月半ば、夏真っ盛りですので絽の附下げ&絽の袋帯のコーディネイトになりました。
相良刺繍のすっきりしたお着物。
灰桜地の深みある袋帯。すごく上品です。
弊店ではお客様がお似合いになるだろう、お品だけを展示場に飾ります。
しかし、自店の品物だけではお客様に満足頂けない場合(自分が納得できない場合)は、京都で汗をかいて品物を探すのですが、
夏のフォーマルは業界でも取り扱い量が激減しており、お客様のお目に叶う品物をご用意することが本当に大変な時代になって
います。
呉服店と仕入先(問屋さん)との繋がり、強い絆がなければこれからは商売が成り立たないと感じました。
お客様にも感謝。仕入先にも感謝。
私たち呉服店が1番偉い時代も過去にはあったようですが、今は1番腰を低く地道に真面目にやるしかないんです。
今回もいい勉強をさせて頂きました。