若旦那の部屋

~地元に愛され成長する若旦那が、世界へと羽ばたくまで~

「片思いのお客様がご来店下さいました。」の巻き

みなさん、今日は高温注意報とやらが出でおります。

外出は危険危険。。。汗

さて先日、ここ何ヶ月で一番お会いしたかった

お客様(老舗旅館の女将さん)がご来店くださったお話です。

とってもお忙しい方なので、いつ来られても満足して頂けるよう何週間も前から

二階展示場は貸切状態でお待ちしておりました。

(お気づきの方もあるか・・・ないか・・・ここ何週間の浴衣展示が座敷だったんですが。。。そんなことはどっちでもいいと・・・笑)

さてさて夏小紋2点と単衣小紋、絽綴を気に入って下さいました。

「夏物は来年も着るから~大丈夫よ~」

帯締め帯揚げも任せるね~」

でも何とかこの夏に一回でもお召しになって欲しい!!

若旦那の内なるものがメラメラ燃えてきましてお見送り後・・・

「4時半かぁ~よし!!今からいける!!」

すぐに支度をして帯締め帯揚げ屋さんに向かいました。

呉服屋にある帯締め在庫が100本あろうが帯揚げ在庫200枚あろうが、その方の選んだ商品と

ピッタリ合うことなんて非常に難しいことだと思います。(これはあくまでも私個人の見解ですが・・・)

だって、そのお客様に出会う前から既にお店に有るんですもん。

もっというと、そのお客様の性格もお好みも分からない状態で呉服屋レベルの

在庫があってもピッタリ合う品物を探すの難しいということです。

そして、はめ込み商売で小物を合わせたくないという私の思いもあります。

だから今回も職人さんとあれやこれや相談しながら・・・

どの組み合わせに決まっても納得のいくコーディネイトになりました。

お金を出す立場、お金を頂く立場。

同じお金のやり取りをするなら、出す方も、頂く方も双方が高いレベルで納得したいですよね。